不動産に対する思い

40年程昔の事です。私は20代後半の事です。不動産の仕事の見習いを始めてすぐの頃でした。私が雇われている会社と、Mさんが付き合い始めました。Mさんは不動産全般に非常に詳しく弁護士や司法書士が困った時に訪れる程でした。私は社長からMさんの運転手を命じられました。ある日Mさんは私にゆっくりと話しをしてくれました。「今の日本では不動産の仕事というとなにか乱暴な荒い仕事とおもわれて柄の悪い人達が沢山いるでしょう。しかしこの仕事は民法、都市計画法などたくさんの法律がからみ専門性が高く本来地味な仕事なのてす。そして人の暮らしの根本に関わる大切なしごとです。宮崎君もしっかり勉強して誠実に人の為に頑張ってください。」私はこの言葉を胸に刻み今までやってきました。